シムピープル日記2
ヒバハルを目指して頑張っていたのですが、途中でデータが吹っ飛びましたので中途半端に終わります。
●仕事の合間編●
入浴を済ませた雲雀。
腹が減っては戦は出来ないので、朝食に取り掛かります。
ハイ、冷蔵庫から何か取り出す度に、金が取られて行きます。
まるで現金型通販の様です。
朝も早くから、ちゃんとした肉料理を作りましたよこの子!
雲雀「…美味」
モシャモシャと食っております。
仕事の車が迎えに来るまで、後3分!
何をのんびりとしているんですか、貴方…。
そうこうしている内に車が到着。
雲雀の職業はまだまだ下っ端なので、迎えの車もかなりボロイです。
それが気に食わなかったのか、殊更ゆっくりと朝食を済ませ、食器洗浄器に皿を放り込む雲雀。
慌てず騒がず、自己ペースでのご出勤です。
雲雀が仕事に出掛けている間は、客人が尋ねて来る以外に、大して変わった事はありません。
シムピープルでは、仕事中の様子は見る事が出来ないので…。
これがシムズならまた変わって来るのですが。
何せ、あっちには自分の店を持てるパックが別売りされていますし。
ちなみに時折泥棒がやって来ては物を盗んでいったりするので、防犯装置は必需品です。
お帰りなさい。
一日目にして、植字工からゲーム評論家へと出世しました。
おめでとう、雲雀。
本人は大して嬉しそうではありませんが、何にせよ目出度い。
という訳で、お祝いを兼ねて彼を街へと送り出す事にしました。
次はいよいよハルとのご対面です!
●出会い編●
前回で昇進した雲雀ですが、お祝いに彼を街へと送り出す事にしました。
まずは身支度。
睡眠、入浴、そしてトイレもバッチリ済ませておきます。
相変らずの全身モザイク…怖い。
何故か掃除まで済ませてしまいました。
雲雀は綺麗好きな模様です。
さてさて、何であれこれで準備は万端。
後は街へと繰り出すのみ。
…ちょっと。
人が目を離した隙に躍らないで下さい。
体力を余計に消耗してしまうじゃないですか。
ダンシング雲雀へ強制的に指令を出し、踊りを中断させて電話口へ。
「もしもし。タクシーを1台…」
何だか不満そうな表情をしている様に見えるのは、私の気のせいでしょうか。
そんなに踊りたかったの?
タクシーが来るまでの間、少しだけスキルアップの為にスピーチの練習を…と思っている内にタクシーがやって来てしまいました。
本当に早いな、この世界のタクシー。
プップー、と「早く来い」サインを鳴らされます。
「今行くよ。煩いな…」
完全に不機嫌な雲雀。
もう少しだけ我慢して下さい。
間違っても、運転手のおじさんを咬み殺してはなりませんよ。
…そしてすみません。
街に着いてハルを捜すのに夢中で、写真を撮り忘れてしまいました。
気付いたらハルを発見して、猛ダッシュで雲雀が駆け寄ってました。
単に「挨拶をする」って指令を出しただけなのに、そんな全力疾走しなくても…。
そんなにハルに会いたかったのか!と突っ込みを入れてしまうぐらい、必死な雲雀が拝めました。
写真撮っておけば良かった。
とにもかくにも、漸くハルと出会えました。
おめでとう、雲雀!
初対面なので、まずは握手握手。
まだ友達以下の関係なので、暫く適当に会話を交わしておりました。
まずは友達にならないとだ。
●とある生命体を排除せよ編●
起床の時間です。
今日も朝早くから、食事作りに励む雲雀。
「今日はシチューにでもしようか…」
しっかりと煮込んで、具も味付けも完璧です。
しかし雲雀はすっかり忘れておりました。
後30分で仕事に行かねばならないという事に。
はい、寝坊です。
起きた時点で既に、迎えの車が来る1時間前でした。
食事を取る時間なぞ皆無状態です。
「僕とした事が」
慌てて着替えに走る雲雀。
時計を確認していなかったのが仇となりましたね。
でも、火元はちゃんと消してから行きましょう。
何とか仕事にも遅刻せず出勤し、そして帰宅したものの、料理は既に腐っておりました。
そしてこれこそが、惨劇の元となります。
腐った物質は、必ず何らかの被害を齎すもの。
それが今回はこんな形となって現れました。
蠅。
そしてゴキ発生。
さぁ、噛み殺しタイムです。
しかしトンファーで滅多打ちするのは、流石の雲雀も嫌だった様で、地道な方法を取る事になりました。
隣の室内に移動したゴキの軍隊を追い駆け、スプレー缶を持って雲雀は戦います。
「二度と僕の前に現れないで」
容赦無く雲雀は白い霧を大群へ浴びせ掛けます。
蠅の方は、家を清潔にするしか退治する方法はないので、1〜2日の間我慢するしかありません。
寝ている最中も、ブンブンと煩く飛び回っておりましたが、雲雀が切れる前に無事居なくなってくれました。
排除完了。
●迷惑な訪問者編●
雲雀は不機嫌だった。
勿論(友達を最低一人は見繕わないと昇進出来ないという)仕事のシステムに関係した事もあるが、それ以上に最近は余り想い人に会えていないという理由の方が強い。
電話をしても時間帯が合わないのか、出て貰えない日も多く、その鬱憤は限界まで高まっていた。
今日も今日とて、電話は虚しくコール音が鳴り響くのみ。
「………」
仕方が無いので、溜まってしまったストレスを発散すべく、今日はキャンバスへ向かう事にした。
このキャンバスは、何故かヴァリアー製品であり、気付けば常にザンザスの絵を描いている気がする。
それでもある程度腕前が上達すれば、立派に絵画として売る事が出来、尚且つ気分ゲージも僅かずつではあるが向上して行くので、苛立ちをそのまま白い紙面へとぶつける様に描き続けた。
一方、中庭。
何時もなら近所の犬猫が走り回っている庭に、本日は怪しげな足音が一つ現れた。
その正体は、これ。
クマである。
まるで中に人でも入っているかの様な、見事な二足歩行。
クマはやけに慎重な足取りで、こそこそと雲雀の家を目指して歩いて行く。
何時もは気配に敏感な雲雀だが、この時ばかりはキャンバスのせいか、ストレスのせいか、侵入者に全く気付かなかった。
クマはそのままゴミ箱まで近付いて行くと、無遠慮にも勝手にゴミ箱の蓋を開封。
中に入っているゴミを摘み上げ、まるで品定めでもする様にまじまじと見つめ出した。
その顔は心成しか、子供の成長を見守って微笑む母親にも似ている。
だが実際は迷惑極まりない存在で、持ち上げたゴミを道路にぶちまけるという悪行を仕出かす。
そして、素知らぬ振りをして去るクマ。
「………」
異変に気付いて飛び出して来た雲雀。
しかし時既に遅く、クマは完全に姿を消した後である。
無言で片付けを始めるものの、雲雀の額には怒りの青筋がクッキリと浮き出ていた。
「…まさか君がやったんじゃないよね?」
近くを通り掛かった犬を疑うが、ゴミ箱自体は倒れていないのだから、四足歩行の彼には明らかに無理である。
「誰だか知らないけど、良い度胸してるよね。…次は、必ず咬み殺す」
決意も新たにゴミ袋を握り締める雲雀だった。