ハルの謎々疑問コーナー〜都市伝説編〜






ハル「はい、こんにちは!今日は『ハルの謎々疑問コーナー』を見て下さり、どうも有難う御座います。このコーナーはですね、ハルが不思議に思った事や世界の謎なんかを紹介して、ゲストの方々に色々とお聞きしてみようという内容です。それでは早速、ゲストを紹介しちゃいましょう〜。本日のゲストはこの3名です!」
雲雀「………」
ベル「何その企画。つまんね」
スパ「ん」
ハル「はひ?自己紹介してくれないと、話が進みません。仕方が無いので、ハルが皆さんを紹介しますね。今日のゲストは、ヒバリさんとベルさんとスパナさんです!」
雲雀「………」
ベル「ししっ。王子が自己紹介なんてするワケないじゃん。ばっかじゃねーの」
スパ「宜しく」
ハル「何だか思ったよりテンポが悪いです…でもでも、こんな事でめげていては司会は務まりませんよね。時間がおし迫っていますので、早速今回の議題に入りたいと思います。今回のテーマはズバリ、都市伝説です!…って、あぁー!ヒバリさん何処行くんですか!」
雲雀「くだらな過ぎて答える気にもならない。帰るよ」
ハル「駄目ですってば!ヒバリさんは大事なゲストなんですから!待ってくーだーさーいー」
雲雀「服を引っ張らないでくれる?伸びるんだけど」
ベル「いーじゃん。帰りたいって言ってるんだから、帰しとけば。エース君抜けても、オレもそっちの金髪男もいるワケだしー?」
スパ「あんただって金髪だ」
ベル「王族の血が流れてるオレと、平民のお前を一緒にすんなよな。どう見たってオレの方が立派じゃん」
スパ「どう見たって同じ色にしか見えないけど。あ、ウチのが若干茶色が混じってるか」
ベル「…ムカツク」
ハル「ベルさんスパナさん、喧嘩なんてしないで下さい!!ヒバリさんも席に戻って!さぁさぁさぁ」
雲雀「………」
ベル「エース君、帰らないんだ?」
雲雀「気が変わった」
ベル「どーせ、オレらとハルだけにしておくのが嫌になったとか、そんな理由なんだろ」
雲雀「さぁね」
ハル「はい、気を取り直して続けます。皆さんも良くご存知かと思われる都市伝説、例えば『口裂け女』『ベッドの下の男』『消えるヒッチハイカー』等々、色々と怖い噂がありますよね。そこで今回はもしもそれらに遭遇してしまったらどうするか、それをお答え下さい!」
雲雀「咬み殺す」
ベル「切り刻む」
スパ「情報採取」
ハル「バイオレンスとスプラッターとストーカーですか。予想通りというか、とても個性的な返答でした…。警察でも呼ぼうものなら、まずヒバリさん達から逮捕されそうですねー…」
雲雀「警察が僕に手を出せるとでも?」
ベル「王子を逮捕なんてありえねーし。邪魔すんなら、そいつらも纏めて殺すぜ?」
スパ「ストーカー……。ウチ、ストーカー?」
ハル「スパナさんは、興味があるもの全部調べ上げますから。傍から見れば、結構怖いのですよ」
スパ「…ハル、この間の事まだ根に持ってる?」
ハル「はひ。当然です。レディーのトップシークレットを暴くなんて許せません」
スパ「やっぱり」
雲雀「トップシークレット?」
ベル「何、お前ハルを調べたの?」
スパ「ん。面白い言語を扱う人間として興味があったから。身長体重、最近の体脂肪まで知っ――ふが」
ハル「何でもないです!それは聞かなくても良い事ですから!ノープロブレムですよ!!」
スパ「ふがふが」
雲雀「………」
ベル「………」
ハル「はい、今日の『ハルの謎々疑問コーナー』は以上です!それではまた来週〜。さよ〜なら〜」
雲雀「口と鼻塞がれてる彼、顔色が紫になってるよ」
ベル「良いんじゃね?ハルの事色々探ってるみたいだしさー。あ、でも死ぬ前にトップシークレットとやらを聞きだしておいた方が良いか」
スパ「………」
ハル「…はひ、スパナさん?」
スパ「………」
ハル「はひー!しっかりして下さいぃぃ!!」

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