白蘭先生の授業風景
白蘭「はーい、席に着いて。何時までも騒いでると、窓から叩き落すよー?」
正一「白蘭先生、開口一番に怖い事言うの止めて下さい」
白蘭「だって仕方ないじゃん。優しく言っても駄目なんだから」
正一「じゃん、じゃないでしょう。貴方仮にも教師でしょうが!」
白蘭「うん、何でか知らないけど」
正一「なら、ちょっとは先生らしくして下さいよ…。はぁ、胃が痛い…」
白蘭「相変らず苦労人だねぇ、正チャン」
正一「誰のせいだと思ってるんですか…」
白蘭「はいはい。それじゃ、転校生を紹介しまーす。ボンゴレ学園から来てくれた三浦ハルちゃんです。皆、仲良くするようにー」
正一「…先生。ボンゴレ学園って、あのライバル校のボンゴレですか」
白蘭「そうそう。長年のライバル校のボンゴレだよ」
正一「…先生。何で彼女、猿轡噛まされてるんですか。しかも手足も縛られてて、まるで魚の様に床の上で跳ねて暴れてるんですが」
白蘭「説明的な台詞を有難う、正チャン」
正一「仕方ないでしょう。此処には会話しか無いんですから。…で、彼女は本当に転校生なんですか?」
白蘭「うん。可愛いから浚って来たんだ」
正一「………は?」
白蘭「本当は正攻法で転入して貰いたかったんだけどねー。ハルはボンゴレから離れるの嫌がっててさ。それで仕方なく拉致って来た訳」
正一「いや、それ転校生って言わないから…って言うか、完璧な誘拐だし!」
白蘭「だってミルフィオーレ学園に欲しかったんだもん」
正一「何が、だもん、ですか!可愛い子ぶっても駄目です!!直ぐに返して来なさい!!」
白蘭「やだ」
正一「あんたは子供ですか!…ぐっ、胃…胃が……」
白蘭「大変だねぇ、胃痛持ちだと」
正一「…その原因の殆どが白蘭サン…先生のせいなんですが…」
白蘭「さて、ハルも揃った事だし。授業始めるよ〜」
正一「聞けよ」